女性の見た目や清潔感、内面のイメージにもつながりやすい髪・頭皮環境は、お肌やカラダと同じように、年齢を重ねるたびにエイジングサインが目立ちはじめるようになります。
髪・頭皮のエイジングサインは、年齢を重ねたことが大きな原因になるものの、それを感じさせない若々しい印象で、美髪・健やかな頭皮状態を維持している女性は増えているので、諦めてしまうのはまだまだ早いと断言できるんです。
今回は、女性の美のシンボルともなるパーツ、髪と頭皮のエイジングケアについて、基本のヘアケアから食生活、ライフスタイルまでの在り方を徹底解説!
5年・10年後も健やかで美しく、理想的な美髪と頭皮環境を維持するために、さっそく髪と頭皮のエイジングケア情報を参考にしてくださいね。
Contents
髪と頭皮のエイジングサインって、そもそもどんな状態?
紫外線ダメージや生活習慣の乱れ、食事の栄養バランスの偏りなど、女性の髪・頭皮は、ほんの些細なきっかけでもコンディションが低下してしまうので、これが髪と頭皮のエイジングサインなのか、一時的なトラブル・ダメージなのか、判断が難しく感じることもあるのではないでしょうか?
それなりに丁寧なヘアケア・規則正しいライフスタイルを心がけているつもりでも、女性の髪・頭皮は揺らぎやすいので、次のようなエイジングサインが目立ちはじめてしまうこともあるんです。
髪と頭皮の一時的なトラブルが、のちのエイジングサインにつながるリスクもあるので、ここでは女性に良くある髪と頭皮のエイジングサインの特徴・状態について参考にしてみましょう。
髪質がパサパサと乾燥している
女性に良くある髪・頭皮のエイジングサインは、髪質がパサパサし、ヘアケアアイテムでうるおいを補っても、時間の経過とともに乾燥が気になる状態。
女性が年齢を重ねると、ホルモンバランス・自律神経が乱れやすくなり、それと同時に髪・頭皮の水分・油分量のバランスも崩れやすくなってしまいます。
髪がパサパサと乾燥していると、髪がまとまらないことでヘアスタイリングに時間がかかり、それが老けた印象・清潔感に欠けた印象に映ることもあるのです。
白髪が目立つ・以前よりも増えてきている
女性の髪・頭皮の代表的なエイジングサインは、ずばり白髪。
白髪が生えた女性は、実際の年齢にかかわらず、-10歳も老けて見られるというデータがあるほど、このエイジングサインはどんな女性でも本来の魅力・若々しさを半減させてしまいます。
そもそも白髪は、頭皮の血行不良・冷えなどで、髪に必要な栄養成分が行き届いていないことが大きな原因。
今では白髪を活かしたグレイッシュヘアなどがトレンドになっているものの、黒髪と白髪がまだらになって生えた状態は、女性にとって大きなストレス・コンプレックスに。
そのため、日頃の丁寧なヘアケアに合わせて、髪と頭皮の内側からアプローチできるエイジングケアの併用が必要になることもあります。
抜け毛や薄毛の目立ち
髪質が細く、猫っ毛の女性の場合は、ちょっとの摩擦・刺激を受けるだけでも、頻繁に髪の毛が抜け、生え際や前髪の薄毛が目立つことも多いのではないでしょうか?
もともとの髪質に、加齢がプラスされてしまうと、髪のボリュームが一気にダウンし、地肌が透けて見え、老けた印象に変わってしまうことがあります。
若々しく健やかで、美しい髪・頭皮環境は、髪にボリューム・適度なツヤがあることが大きな条件になっているので、薄毛・抜け毛などが目立ちはじめた場合は、加齢によるエイジングサインが深刻化しているサインだと考えてよいタイミングだと言えるでしょう。
髪のうねりが頻繁に起こる
もともとの髪質がストレートだった女性でも、年齢を重ねると、髪質が変わり、うねりが目立ち始めることも少なくはありません。
生まれたてのようなピュアな髪質は、サラサラのストレートヘアであることが条件になるため、うねりやごわつきがあってまとまりのない髪に変わってしまった場合は、髪を生やす土台となる頭皮環境に何らかのトラブルが起きたサインと考えてみてもよいかもしれません。
髪と頭皮のエイジングケアが必要な状態とは?
髪と頭皮のエイジングサインは、20代・30代の若い女性にも起こり得るトラブル。
髪と頭皮のエイジングケアは、大きなトラブルがなくても、早めに効果的なヘアケアを習慣化することが、将来起こり得るトラブルを未然に防ぐポイントになります。
髪と頭皮のエイジングサインを見極めたり、このトラブルが出はじめるメカニズムを押さえておくと、原因に沿ったヘアケア・ライフスタイルのベストな対策を早めに進めていくことができます。
5年後・10年後も健やかな美髪・頭皮環境を維持するため、頭皮・髪のエイジングサインが出始めるメカニズムやエイジングサインが必要なタイミングて状態について一緒にチェックしてみましょう。
髪の抜け方について
加齢による女性の髪と頭皮のエイジングサインが出はじめるときは、頭頂部の髪が多く抜け、サイドや生え際は今までと変わらない、というパターンが一般的になっています。
もし、ブラッシングや洗髪をしていて、他のパーツよりも頭頂部の髪が多く抜けている場合は、女性ホルモンのバランスが乱れ、エイジングサインが慢性化しているサインだと考えてよいでしょう。
以前よりもヘアサイクルが乱れている
女性の髪には、
- 毛母細胞が分裂・増殖し、髪が生える成長期
- 毛母細胞の増殖力が弱まり、髪が生えにくくなる退行期
- 自然に髪が抜ける休止期
の3つのサイクルがあります。
この3つのサイクルのうち、退行期・休止期の状態が長く続き、成長期本来の髪の生まれ変わりを感じ取れない場合には、加齢の他にも、頭皮環境の乱れが顕著になっているサインと考えてよいでしょう。
髪の太さが変化しはじめてきている
女性 の髪の太さは、その年代によって太さが変わってくること、知っていましたか?
女性の髪の太さの一般的な目安は、
- 30代女性の場合:約0.08~0.09mm
- 40代以上の女性の場合:約0.07~0.08mm
となり、少しずつ細くなっていくため、今の自分自身の髪の太さと、年代別の一般的な髪の太さを見比べて、髪・頭皮のエイジングサインをはじめるきっかけに役立ててみましょう。
髪と頭皮のエイジングケアをはじめよう!基本のヘアケアをチェック
髪と頭皮に、目立ったエイジングサインが見られない場合でも、今後トラブルが起こる可能性は誰にでもあるもの。
早め早めに頭皮・髪のエイジングサインをはじめて、長く継続することが、5年・10年後も年齢を感じさせない髪質・頭皮環境を維持するポイントになりますので、ここでは基本のヘアケアについて参考にしてみましょう。
ブラッシングで頭皮と髪のアンチエイジング
日々何気なくしているブラッシングにも、頭皮・髪のエイジングケアに役立つメリットがたくさんあるんです。
シャンプー前やヘアスタイリングの前、ちょっとしたリフレッシュにブラッシングを習慣にすると、頭皮が適度に刺激され、血行促進効果が期待できるので、髪と頭皮のめぐりが活性化し丈夫な髪が生えやすくなります。
また、ブラッシングの際のブラシの選び方も、頭皮・髪のアンチエイジングに役立つ秘訣が!
- 豚やイノシシの毛を使ったブラシ
- 天然毛とナイロンがミックスされたブラシ
という特徴のあるブラシを使うと、毎回スルスルと心地よく使えて、毛穴から適度に皮脂が分泌され、髪にナチュラルなツヤを与えることができます。
天然毛&ナイロンがミックスされたブラシの他にも、頭皮マッサージ専用のパドルブラシも常備しておきたいヘアケアアイテム。
パドルブラシは、手肌のマッサージよりもカンタンに使えて、疲れを感じないメリットがあるので、いつでも好きなタイミングで頭皮・髪のエイジングケアに役立つ頭皮マッサージができますよ。
シャンプーはアミノ酸系にシフトしよう
身近な店舗にて販売されている、リーズナブルなシャンプーは、洗浄力が強く、髪・頭皮の乾燥につながりやすいウィークポイントがあります。
頭皮・髪のエイジングケアの基本的なヘアケアアイテムとなるシャンプーは、アミノ酸系の商品を選び、継続して妻うようにしましょう。
アミノ酸系のシャンプーには、
- 不要な汚れのみをマイルドに洗浄する
- 髪と頭皮に必要な栄養を補う
- アミノ酸は頭皮、髪と同じ成分で刺激が少ない
といういくつもの強みがあるので、揺らぎやすい女性の髪・頭皮に、ベストな種類となっています。
髪と頭皮のエイジングケアに役立つドライヤーのかけ方
シャンプー・トリートメント・タオルドライ後のドライヤーは、できるだけ時間を置かずに髪を乾燥させることが、エイジングケアのポイントになります。
ドライヤーは、シャンプーで開ききったキューティクルを引き締め、栄養を閉じ込める目的・役割があるため、次の方法をさっそく習慣にしていきましょう。
- タオルドライをし、髪の根元をまとめて、ドライヤーを揺らしながら当てます
- 髪の根元がしっかりと乾いたら、ドライヤーの温風を上から下、髪の内部から外に向かってまんべんなく当てます
- 仕上げに、冷風のドライヤーを髪・頭皮全体に当てると、キューティクルが閉じ、うるおい満ちた美髪に仕上がります。
- ドライヤーを当てる際は、余計な刺激を与えないためにも手肌ではなく、熱のみで絡まりをほぐす意識を持ってみましょう。
気になる白髪は白髪染めトリートメントがオススメ
白髪に効果的なライフスタイルの過ごし方・ヘアケア・食事法は、たくさんのメソッドが展開されていますが、白髪はできるだけ時間をかけずにケアしていきたいものですよね。
どんな女性にとっても深刻なエイジングサイン・白髪には、ナチュラルで低刺激、無添加処方の商品が多い、白髪染めトリートメントがオススメ。
白髪染めトリートメントは、一般的なヘアカラーのように、頭皮・髪に刺激・摩擦を与えてしまう添加物の使用が一切なく、オーガニックの天然素材・保湿・栄養成分のみを使っているため、髪と頭皮にやさしい白髪ケアができ、ダメージや乾燥ケアにも一役買ってくれます。
さらに白髪染めトリートメントは、シャンプーの後にトリートメントと同じ要領で塗布し、10~20分程度置いて洗い流すだけのカンタンな方法になっているため、バスタイムのたびにつややか・ナチュラルな黒髪を目指すことができますよ。
髪と頭皮のエイジングケアに|ライフスタイルでできること
髪と頭皮のエイジングケアにオススメのヘアケアメソッドを押さえたら、次はライフスタイルで身につけたい、エイジングケアの習慣についてご紹介しましょう。
適度な運動・良質な睡眠を心がけよう
運動や睡眠は、健康の効果が一般的なイメージなのではないでしょうか?
適度な運動は、
- 頭皮の血液循環を活性化する
- 発汗作用によって毛穴の汚れが流される
- 頭皮の冷えを予防し、栄養が行きわたりやすくなる
などのメリットがあるため、階段を使う・一駅歩く・たまには遠回りして帰る、などなど積極的にカラダを動かし、血液の循環を安定化させる意識を持ってみましょう。
また、丈夫で美しい髪・健やかな頭皮は、眠っている間に作られているので、睡眠の質が高いほどに、5年・10年後も若々しい髪・頭皮を維持できるようになります。
良質な睡眠をとるように心がけると、成長ホルモンの分泌でダメージが修復されやすくなり、髪と頭皮の内側からのエイジングケアが活性化するため、眠りの環境を見直したり、テレビやスマホの見過ぎなどの悪習慣をあらためるようにしてみましょう。
抗酸化作用成分を摂取しよう
抗酸化作用成分とは、
- 緑黄色野菜全般
- フルーツ全般
- ルイボスティーや緑茶などのお茶
- ナッツ類
に多く含まれている栄養成分で、頭皮・髪の老化の原因となる活性酸素を除去したり、そもそもの発生を抑える効果が期待されています。
若々しさの源となる基本の栄養素、抗酸化作用成分をたっぷりと補うように意識すると、髪・頭皮環境はもちろん、髪や体質すべての若返りが期待できるかもしれませんよ。
~おわりに~
顔やボディよりも、おろそかになってしまうことが多い髪・頭皮のエイジングケア。
女性の髪や頭皮環境こそ、年齢を左右する美容に深いかかわりのあるパーツであることを忘れないようにしながら、ヘアケア・ライフスタイルでできるエイジングケアをさっそくはじめてみてくださいね。
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