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冬の頭皮乾燥を防ぐ洗髪方法や食事法など7つの対策を紹介

気になる抜け毛やかゆみ、フケ、炎症…。こうした頭皮トラブルを引き起こす大きな要因のひとつには、「頭皮の乾燥」が挙げられます。特に空気が乾燥する冬にかけては、身体や顔の皮膚の保湿に力をいれるように、頭皮の乾燥対策も必要不可欠なのです。

今回は、頭皮乾燥が引き起こすさまざまな頭皮トラブルとともに、シャンプーの液の選び方や正しい洗髪の方法、保湿ケア、食事法など、冬の頭皮乾燥を防ぐ7つの対策をご紹介していきます。

はなぶたくん

一年のなかでも、最も乾燥しやすい冬は、頭皮のケアも念入りに!

はなみ

放っておくと、頭皮トラブルにつながりかねないよ

Contents

頭皮の乾燥は抜け毛・フケ・炎症などのさまざまな頭皮トラブルを引き起こす

頭皮乾燥を引き起こす原因はさまざまですが、主に

  • 洗浄力が強すぎるシャンプー液を使用していること
  • 間違った洗髪方法をしていること
  • 頭皮乾燥に対するケアが不足していること
  • 偏った食事や睡眠不足など生活習慣の乱れ

などが挙げられます。こうした原因によって頭皮が乾燥すると、雑菌の繁殖を防いだり、外部の刺激から皮膚を守るバリア機能とともに頭皮の水分を保持する機能が低下。結果、抜け毛、かゆみ、フケ、頭皮湿疹といったさまざまなトラブルを引き起こしてしまうのです。

上述した通り、特に冬は身体や顔の肌と同じように乾燥しやすいため、頭皮乾燥対策は必須です。それでは、冬の頭皮乾燥を防ぐ7つの対策をご紹介します。

対策1. シャンプー液は洗浄力や刺激の弱い保湿成分入りのものを使用する

一般的に、市販のシャンプー液は強い洗浄力を持っています。特に“ラウリル硫酸Na“、“ラウレス硫酸アンモニウム”といった石油系界面活性剤が多く含まれたシャンプーは要注意。洗浄力が強すぎてしまい、頭皮に必要な皮脂までも奪い取るため、頭皮乾燥の大きな原因となってしまいます。

すでに頭皮が乾燥している場合には、これらのシャンプー液がさらなる刺激となって乾燥がすすみ、頭皮トラブルをおこしかねません。おすすめは、洗浄力がやさしく、頭皮への刺激が少ないアミノ酸系洗浄成分が含まれたシャンプー液を使用することです。

皮膚と同様弱酸性で作られているため、頭皮への刺激が少なく、すでに頭皮トラブルを抱えている方でも使いやすい点が特徴です。保湿効果も期待できるので、まさに一石二鳥といえるでしょう。

対策2. シャンプー前のブラッシング・オイルケアで乾燥を防止

シャンプー前に髪が乾いた状態でブラッシングをすることで、シャンプー液の泡立ちが格段に良くなります。すると、シャンプー時の摩擦から頭皮や髪を守ることができ、乾燥予防に繋がるほか、毛穴に詰まった皮脂や汚れが落ち、洗浄効果を高めることができます。髪の絡みやほつれも正すので、抜け毛予防にもなるのです。

ブラッシングとあわせて簡単な頭皮マッサージを行うと、血行が改善するのでより乾燥対策に効果的です。さらに、シャンプー前に頭皮全体にオイルを塗ることで、保湿効果が期待できます。シャンプー前の乾いた地肌に、大さじ1杯程度のオイルを全体に馴染ませ、5〜10分程度置いたらいつも通りにシャンプーをしましょう。目安は週に3回程度です。

こうしたシャンプー前のひと手間で、頭皮乾燥を防ぐことができます。

対策3. 正しい洗髪方法をマスターする

正しい洗髪方法をマスターしよう

頭皮の乾燥を防ぐには、洗髪の方法にも注意が必要です。上述したように、頭皮が乾燥している時は、特に外的刺激から皮膚を守るバリア機能や水分の保持機能が低下している状態です。なるべく負担をかけないよう、以下の点に注意して、正しい洗髪方法をマスターしていきましょう。

シャンプーの原液はしっかりと泡立てやさしく丁寧な洗髪を

シャンプーの原液を直接頭皮につけると、必要以上に刺激を与えてしまうことになります。手やネットを使い、しっかりと手で泡立ててから頭皮に馴染ませましょう。また、爪を立てたり、ゴシゴシと力をいれた洗い方は、頭皮の角質層を傷つける原因となります。洗髪は指の腹で、頭皮に負担をかけないようやさしく丁寧に行うことが大切です。

洗髪は1日に1回、38~39度のぬるま湯で

1日に何度もシャンプーをすると、本来頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまい、余計に乾燥を悪化させることになります。基本的に、洗髪は1日1回でじゅうぶん。それでも皮脂や汚れが気になる場合、シャンプー液は使用せずにお湯で洗い流すのみにしておきましょう。

また、40度以上の高温のお湯は頭皮の皮脂を必要以上に洗い流してしまううえ、皮膚にかなりの刺激を与えてしまいますので、38~39度程度のぬるま湯で洗髪するようにして下さい。

すすぎ残しは頭皮トラブルの原因に!シャンプー液はきちんと落とす

しっかりと洗髪を行っていても、シャンプーがきちんとすすぎきれていないと、頭皮に残った洗浄成分がかゆみやニキビなどの頭皮トラブルを引き起こし、乾燥を助長してしまいます。特に生え際や耳の上部分はすすぎ残しの多い箇所ですので、意識してしっかりと泡を流し切りましょう。

自然乾燥や生乾きはNG!ドライヤーを使ってしっかりと乾かして

正しく洗髪をすることと同じくらいに大切なのは、洗髪後にドライヤーを使ってしっかりと髪を乾かすことです。なかには「髪を乾かすのが面倒…」「ドライヤーを使うと余計に乾燥するのでは?」という理由や間違った認識から、自然乾燥や生乾きのまま放置している方も多く見受けられます。

しかし、頭皮が湿った状態が長く続くと、マルセチア菌等の雑菌の繁殖を招いてしまいます。このまま何もせずにいると、乾燥だけでなくフケや炎症、嫌なニオイの発生など、さまざまな頭皮トラブルを引き起こす原因になってしまいます。さらに、湿った髪は摩擦に大変弱くなっているため、そのまま寝てしまえば寝具との摩擦で頭皮や髪の毛を激しく痛めることに。

ですが、高温・長時間のドライヤーも頭皮を乾燥させる原因になりますので、温風を当てる時間を最低限に抑えましょう。

まずはタオルドライで頭皮の水分をじゅうぶんに取り、ある程度水気がとれたら、ドライヤーを頭皮から最低でも20㎝以上離して根元を中心に乾かしていきましょう。この時、一ヶ所に集中して風が当たらないよう、ドライヤーを小刻みに動かしながら全体にまんべんなく当てるようにして下さい。

ドライヤーの後は、保湿成分入りのオイルや美容液を頭皮に塗って潤いを与えるとさらなる乾燥対策に繋がります。

対策4. 冬場も油断大敵!紫外線対策とアフターケアを忘れずに

髪 分け目

頭皮が乾燥する原因の1つに、紫外線による外的刺激が挙げられます。というのも、紫外線には水分を蒸発させる性質があるため、頭皮が乾燥した状態で紫外線を浴びればさらに乾燥がすすむという悪循環に陥ってしまうのです。紫外線は夏だけでなく冬にも確実に存在しますから、冬場の紫外線対策も欠かすことはできません。

とはいえ、身体や顔の肌と違い、頭皮に日焼け止めを使用するのは難しいものなので、

  • 同じ部分に紫外線が当たらないようこまめに髪の分け目を変える
  • 日傘や帽子などを使って頭皮に紫外線が当たることを避ける

といった工夫で紫外線対策をすることが大切です。ただし帽子は蒸れやすく、抜け毛や炎症を引き起こすこともあるため、出来るだけ通気性の良いものを選びましょう。また、外出前にシャンプ―をすると洗髪後の皮脂が少ない頭皮に紫外線が降り注いでしまい、頭皮の乾燥を助長することになってしまうので注意してください。

万が一日焼けをしてしまった場合は、冷水や冷タオルで頭皮を冷やして火照りをとり、頭皮用エッセンスやオイルで保湿をするなど、アフターケアを行うことも大切です。

対策5. 頭皮用保湿剤を使った頭皮ケアで油分と潤いを与える

女性にとってボディクリームや化粧水を使用した身体や顔の保湿ケアは欠かせないものですが、頭皮の乾燥を予防するには保湿剤を使った頭皮の乾燥対策も必須です。

最近は、頭皮用ローションやエッセンスなど、頭皮用の保湿剤が販売されていますので、これらを使用した保湿ケアを行うことをおすすめします。ただし、アルコールは水分蒸発を促す性質があるため、アルコールが含まれていない物を選びましょう。

ローションやエッセンスを使用しても乾燥してしまう、という方は、

  • アルガンオイル
  • オリーブオイル
  • ホホバオイル
  • 椿油
  • 馬油

など、頭皮に適度な油分と潤いを与えてくれるオイルを使用するのもおすすめです。

これらはシャンプー後に使用するものが多く見られますが、商品によって使用するタイミングが異なりますので、それぞれの使い方に合わせて適切に使用してください。また、体質によってはかぶれ・かゆみなどのアレルギー反応を起こす可能性がありますので、不安な方や異常を感じた方はすぐに皮膚科に相談するようにして下さいね。

対策6. 空気が乾燥しがちの冬は加湿器で室内湿度を50%台に保つ

加湿器

湿度の高い春~夏は問題ありませんが、秋~冬は室内の空気も乾燥しがちです。特に湿度が40%を下回れば、頭皮や髪は著しく乾燥し、フケやかゆみ、炎症の大きな原因になってしまいます。室内の理想湿度は50%台と言われていますから、リビングや寝室には、加湿器や加湿機能付きの暖房医器具などを置き、部屋の加湿と湿度調節を心がけましょう。

対策7. 規則正しい生活習慣を整えることも大切

偏った食事、睡眠不足、ストレスの蓄積といった生活習慣の乱れは、栄養不足、血行不良、冷え性などの原因になります。こうした状態は皮膚のターンオーバーを乱し、頭皮にも悪影響を与え、頭皮乾燥を引き起こしやすくしてしまいます。頭皮も身体や顔のお肌と同様、規則正しい生活習慣で、外側からだけではなく内側から整えることが大切なのです。

たんぱく質・亜鉛・ビタミン群を意識したバランスの良い食生活で栄養素を取り入れる

なかでも重要なのは、栄養バランスが整った規則正しい食生活を送ることです。頭皮環境を乱す脂質・糖質が多く含まれる食材や刺激物を避け、以下でご紹介する、頭皮乾燥を防ぐ「たんぱく質」「亜鉛」「ビタミン群」などの栄養素を意識して摂取するようにしましょう。

たんぱく質:健康的な皮膚を作り出す元となる栄養素

たんぱく質は、バリア機能や水分保持機能が正しく働く、健康的な皮膚を作り出すもととなる栄養素です。頭皮の乾燥予防にも効果的ですので、積極的に摂取していきましょう。

【たんぱく質を豊富に含む食べ物】

肉類(ハム・ささみ・ローストビーフ・ウインナー)、魚介類(イワシ・いくら・たらこ・するめ)、卵、乳製品(チーズ・ヨーグルト・牛乳等)、大豆製品(きなこ・納豆・豆腐等) など

亜鉛:新しい細胞を作り出すために欠かせない栄養素

亜鉛は、新しい細胞を作り出すために欠かせない栄養素である一方、多くの方に不足している栄養素と言われています。サプリメント等も併用して摂取を心がけると良いでしょう。

【亜鉛を豊富に含む食べ物】

カキ、うなぎ、海藻類、豚レバー、納豆、アーモンドなど

ビタミン群:健康的な頭皮を保つために欠かせない栄養素

ビタミン群は、新陳代謝を高めてターンオーバーを促したり、肌の水分やハリを保ったり、たんぱく質やコラーゲンの生成を助けたりと、皮膚の健康を保つために欠かせない働きをしてくれる大切な栄養素です。

【ビタミン群を豊富に含む食べ物】

豚・鶏レバー、うなぎ、マグロ、カツオ、納豆、赤ピーマン、ほうれん草、しそ、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、バナナ、アセロラ、アーモンド、玄米 など

十分な睡眠時間を確保して頭皮のターンオーバーを促進

栄養バランスの整った食事に加え、じゅうぶんな睡眠をとることも大切です。頭皮や皮膚のうるおいを維持する“細胞間脂質”や“天然保湿因子(NMF)”は、ターンオーバーの過程で生成されています。このターンオーバーが乱れると、頭皮は水分保持ができなくなり、乾燥へと繋がってしまうのです。

ターンオーバーは、成長ホルモンが分泌される22:00~2:00の間を中心に行われています。この時間には質の良い睡眠をとることを心がけ、最低でも6時間30分~7時間程度の睡眠時間を確保できるよう心がけていきましょう。

冬の頭皮乾燥対策で健康的な頭皮環境を維持していきましょう

女性 鏡 髪

はなぶたくん

最後に、教授にまとめてもらいましょう!

はなみ

お願いします!教授!

オーナー

OK!

以上、冬の頭皮乾燥を防ぐ7つの対策をご紹介しました。頭皮にまつわるさまざまなトラブルを防ぐには、日頃からの心がけが何よりも大切です。しっかりとした頭皮の乾燥対策を行って、健康的な頭皮環境を維持していきましょう。

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