薄毛問題は男性のイメージがとても強いですが、女性でも更年期を迎えると段々と薄毛進行してしまいます。しかし、女性と男性の薄毛問題は根本的に異なり、男性と同じような改善方法を施していても効果はなかなか得られません。
今回は更年期障害からくる薄毛の原因や、薄毛を早期に食い止めるための改善方法を詳しくご紹介いたします。
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更年期障害による女性の薄毛問題
閉経の前後10年間を指す更年期に入ると様々な身体の不調が起こり、悩まれる方が多くいらっしゃります。
イライラや発汗、気分の落ち込みをはじめ、重い症状が出てくることもあり、これらの症状が「更年期障害」と呼ばれています。[注1]
そんな更年期障害の中でも、特に周りの目を気にしてしまうものと言えば薄毛です。しかし、更年期障害は誰にでも訪れるものであり、その症状や発症時期などは人それぞれになります。まずは更年期障害とはどういうことなのか、また更年期障害の原因や早期発現してしまう原因などを紹介します。
更年期障害は女性ホルモンの乱れによる不調を指す
女性には年齢を重ねると共に、思春期や性成熟期、更年期に高齢期とこの4つを経験することになります。
女性により変動しますが、50歳前後になると閉経を迎え、この閉経を中心に前後5年ずつ(一般的に45~55歳)が更年期と言われ、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が一気に減少し、それに伴って卵巣の機能が段々と低下します。この急激な変化に体機能が対応しきれなくなると、不調などが現れて「更年期障害」と言われる状態になるのです。
代表的な症状では、
- 精神神経の不調(頭痛、めまいなど)
- 運動器官の不調(肩こり腰痛など)
- 消化器官系の不調(吐き気や便秘、下痢など)
など様々な症状が見られます。
更年期障害から起きる薄毛の原因は女性ホルモンの乱れ
更年期障害から来る薄毛問題も、ホルモンバランスの乱れから起こります。これは男性も女性も起こり得るのですが、男性と女性では薄毛の原因が根本的に異なります。男性の薄毛問題の原因は、男性ホルモンとして知られるテストステロンの減少によるものです。
テストステロンは骨格や筋肉などに働きかけますが、この減少により薄毛が進行することも知られており、髪の毛が抜けることで薄毛になっていきます。女性の場合は髪の毛が抜けるのではなく、髪の毛1本1本が細まって頭皮が見えることで薄毛となります。
更年期障害は年齢だけでなくストレスにも関係している
更年期障害は加齢だけで起こるものではなく、心理的要素などにより更年期障害の発現時期は変わってきます。診断は消去法のようにあらゆる選択肢を除外して「もしかして更年期障害なのでは…?」と疑うという方法が行われるため、他科の受診が必要になります。
薄毛をいち早く食い止めるための5つの改善ポイント
1.頭皮のマッサージ(ヘッドスパ)
栄養を頭皮まで届けられないほど血流が悪くなると、薄毛が進行しやすくなってしまいます。また、今は薄毛に直面していない方でも、更年期障害から起こりうる薄毛の発症が早まると考えられます。
マッサージやヘッドスパで頭皮の血流を改善し、栄養を頭皮までいきわたるようにすることで、薄毛の進行を遅らせて予防につなげていきましょう。
ご自身でマッサージを行う方法
- シャンプー前にぬるま湯で髪の汚れを落とす
- シャンプーで頭皮を重点的に洗う
- 頭皮を洗いながら揉みほぐす
- すすぎでシャンプーを落とす
※耳の裏、うなじ周辺はシャンプーが残りやすいので注意
2.健康的な生活リズム
毎日就寝時間はバラバラで良く夜更かしをしてしまうなど、心当たりのある人は多いのではないでしょうか。不規則な生活を続けていると、体内の血流は悪化してしまい、ストレスなども溜めやすくなってしまいます。
さらにホルモンバランスも乱れてしまうため、健康的な生活リズムに戻すことが薄毛問題の対策です。日光を浴び、栄養のある食事をとり、時には軽めのウォーキングなどを行うことで、全体の血流が良くなります。
健康的な生活リズムは更年期障害の予防や改善だけではなく、その他ありとあらゆる病気の予防にもなるので、健康な内から気を付けておきたいポイントです。
3.大豆イソフラボンの摂取
大豆に含まれている大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きをすることで有名な栄養です。エストロゲンの低下による体の不調を抑えるためにも、大豆イソフラボンの積極的な摂取は重要になります。
大豆イソフラボンが多く含まれている食材や料理は沢山あり、主に納豆や味噌、きな粉、豆乳などが挙げられます。これらの食品を意識的に摂取することを心がけ、心も体も健康にしていきましょう。
4.大豆イソフラボン以外の薄毛に効果のある栄養素も摂取
栄養素はどれか1つを大量に摂取すればよいものではなく、バランスが重要になります。髪の毛の成長にはビタミン類が不可欠。ビタミンAやビタミンCは野菜で摂取できますが、ビタミンBは豚肉に多く含まれています。さらに、ビタミンEはゴマやナッツ、植物性油などに多く含まれています。
このように、ある食材ですべての必要な栄養素が摂取できるというわけではなく、あらゆる食材を口にすることで様々な栄養素を摂取する必要があるのです。特に髪の毛に良いとされている栄養素がアミノ酸(たんぱく質)ビタミン類、亜鉛になります。
髪の毛の主な成分はアミノ酸であり、主にお肉や魚、大豆製品といった食材の中にある栄養素です。ビタミン類は先ほども記載した通り、緑黄色野菜や豚肉、ゴマなどに豊富に含まれています。
亜鉛は、髪の毛に含まれるケラチンの合成時に必要な栄養素で、薄毛対策には意識して摂取しておきたいものです。これらの栄養素を不足なく体に取り込めるよう、バランスよく多種多様な食材を食べていきましょう。
5.女性用の育毛剤の使用
今や育毛剤は男性だけが使うものではなく、女性でも育毛剤を使用することが当たり前の時代です。その証拠に薬局などでも数多くの種類の女性育毛剤が並んでいます。
今までに紹介してきた薄毛対策は習慣的に行うことが難しい人もいらっしゃるかと思いますが、女性用の育毛剤&育毛シャンプーならば手短で簡単に使用できるので、更年期障害からの薄毛問題の改善や対策におすすめです。気を付けておきたいのは、男性用の育毛剤を使ってしまうこと。
冒頭でお話した通り、男性と女性の薄毛の原因は異なり、女性が男性用の育毛剤を使っても効果はありません。購入する際は女性向けのものか確認をしましょう。
人目を気にしなくなる女性用ウィッグ
薄毛が原因で人目が気になってしまう方には女性用ウィッグがおすすめです。今ある髪を活かしつつ自然な仕上がりになるため、気軽に外出が実現します。ここではウィッグの種類やCO+MEDICALのウィッグを紹介します。
ウィッグの種類とメリット&デメリットの一覧
フルタイプ | |
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メリット | 頭全体をカバーするため、地毛が見えにくく、イメージチェンジが期待できる |
デメリット |
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ハーフタイプ | |
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メリット | 髪の毛や髪型を活かして装着し、自然な仕上がりを出す |
デメリット |
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ピンポイントタイプ | |
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メリット |
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デメリット |
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CO+MEDICALなら専門家による最適な仕上がりに
CO+MEDICALでは専門家がアドバイスと共に最適なウィッグを選んでくれるので、初めての方でも安心してベストなウィッグをご購入いただけます。金銭面や仕上がり方など様々な面で相談に乗ってくれ、ウィッグを新しく買い換えたい方からあまりウィッグの事がわからない方にも非常におすすめのウィッグサロンです。
薄毛を食い止めるには適切な改善方法を
薄毛対策には頭皮のマッサージや生活リズムの改善など比較的簡単なものばかりですが、地道に行うことが重要になるため、まだ更年期障害が発現していない方でも、更年期障害での薄毛対策として改善方法を行いましょう。
ウィッグを検討されている方は、CO+MEDICALで専門家の選んだウィッグで明るく楽しい日々を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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