薄毛を予防する方法には、育毛剤を使ったり育毛シャンプーで洗ったりする方法がありますが、もっとも身近で手軽にできるのがブラッシングです。
毎日何気なく行っているブラッシングですが、やり方によって薄毛予防ができるのです。
逆に、間違ったブラッシングで薄毛になってしまうこともあるので、薄毛予防の効果的なブラッシング方法とあわせてチェックしていきましょう。
でも、薄毛予防のためのブラッシングというのがあるから、それを実践すれば薄毛を予防することも不可能ではないんだよ!
Contents
薄毛予防のためのブラッシング4つのコツ
髪のつや出しやまとまりのためにブラッシングは欠かせませんが、同時に汚れを浮かせて毛穴の詰まりを防いだり、皮脂を頭皮に行き渡らせたりすることでバリア機能をアップさせるなど薄毛の予防効果が期待できます。
ここでは、薄毛予防のために効果を発揮してくれるブラッシングのコツをご紹介するので、今日から取り入れてみてください。
頭皮をマッサージするようにブラッシングをする
薄毛の改善方法としてよく挙げられるのが、頭皮マッサージです。
薄毛は、頭皮環境の悪化によって起こる症状のひとつなので、頭皮の環境を整えておく必要があります。
頭皮環境を整えるうえで重要となるのが、頭皮の血行促進です。
頭皮の血流が滞ると、髪や頭皮に必要な栄養が行き渡らなくなり、髪の成長を阻害したり、頭皮の代謝サイクルを乱したりすることで頭皮の環境が悪くなります。
また、血液の流れが悪いと老廃物などの排出も滞り、さらに血流や代謝を滞らせるという悪循環が起こります。
頭皮マッサージは、血行を促進し滞っている老廃物の排出を促す効果が期待できます。
ブラッシングをするときに、髪を梳かすだけではなく、頭皮にブラシの先端をつけて血液の流れを促すイメージでマッサージするように意識すれば、わざわざ指でマッサージをしなくても血行促進につながるので、若々しい髪を保ち薄毛を予防する効果につながるのですね。
側頭部や後頭部から頭頂部に向けて梳かす
ブラッシングが薄毛予防に効果的というのは、頭皮の血行改善だけではなく、毛穴の汚れを取り除くことも関係しています。
毛穴に汚れが詰まっていると、形成された髪の太さを保てずに細くなってしまいますし、髪が伸びようとしても狭い出口では成長が阻害されます。
ブラッシングで頭皮を梳かすことで、毛穴に詰まった汚れを取りやすくなります。
毛穴がクリアになれば、毛幹の成長も邪魔されないので抜けにくく健康な髪が育ちます。
ただし、毛穴の向きは一方向に決まっているわけではないので、一方向に向かってブラッシングしていると汚れが取り除けない部分が出てきます。
ですので、薄毛予防のためには側頭部から頭頂部に向けて、後頭部から頭頂部に向けてあらゆる方向から梳かす必要があります。
下から上、横から上など普段梳かさない向きでブラッシングをすると、頭皮の汚れがしっかり落ちてべたつきやかゆみの解消にもつながるでしょう。
育毛剤を使う前にブラッシングする
育毛剤は、髪の成長をサポートする成分が配合されているので、薄毛になってから使うよりも薄毛予防として取り入れるのがベストです。
この効果をさらにブッシュアップできるのがブラッシングです。
育毛剤を使う前にブラッシングをすると、血行を促進する働きによって育毛剤の浸透しやすくなったり、頭皮全体に行き渡りやすくなったりします。
育毛剤を使う場合、頭皮マッサージをしながらつけることが推奨されます。
これは、ブラッシングによる働きと同じで、頭皮の血行促進のために推奨されているのです。
ただし、育毛剤を使うたびにマッサージをするのは面倒で、これが原因で続かないという方も多いのが実情です。
ブラッシングはマッサージの手間を省いて育毛剤の働きを底上げできるので、育毛剤の効果が出やすい頭皮環境を整えておきましょう。
ブラッシングのタイミングは髪が乾いているとき
ブラッシングをするタイミングに決まりはありませんが、正しいのは髪が乾いた状態で行うということです。
髪が乾いていると、汚れが落ちやすいですし、頭皮が水分でふやけていないのでマッサージ効果が出やすくなります。
薄毛予防のブラッシングは、トリートメントを使うときに行うブラッシングとは目的が違います。
トリートメントときは、髪にまんべんなく行き渡らせたり、美容成分の浸透を促したりすることが目的でブラッシングします。
しかし、薄毛予防のためのブラッシングは頭皮にダイレクトにアプローチするために行うので、乾いている状態がベストタイミングなのです。
これを踏まえて、次の間違ったブラッシングの仕方を見ていこう。
女性の間違ったブラッシングの仕方
ブラッシングによる薄毛予防は、誰でもできる簡単な方法です。
しかし、ただいたずらに頭皮を刺激したり、何回もブラッシングしたりすればよいというものではありません。
間違ったブラッシングの仕方は、薄毛を引き起こす要因になったり、髪にダメージを与えたりすることになります。
正しいやり方をマスターすることも大事ですが、間違ったブラッシングの仕方も確認しておくと、より薄毛予防に効果的なブラッシングができるでしょう。
髪が濡れている状態でのブラッシングはNG
リンスやトリートメントをした後の髪は、なめらかで指通りがよくなっているので、ブラッシングに適していると思うかもしれませんね。
しかし、髪が濡れているときは、髪の毛のキューティクルが開いていますし、シャンプー後は頭皮を守っている皮脂膜が失われているため丸裸の状態で、非常にダメージを受けやすくなっています。
この状態でブラッシングをしてしまうと、摩擦によってキューティクルが傷ついたり、頭皮に負担がかかったりして、逆にダメージを与えることになります。
髪が濡れているときは、頭皮のブラッシングはしないことが鉄則ですし、髪を梳かす場合も目が粗く太めのブラシで摩擦を起こさないようにしましょう。
不衛生なブラシを使わないこと
ブラシには、ブラッシングをするたびに皮脂汚れなどが付着しますし、髪の毛も絡みついていきます。
この状態を長期間放置しているブラシは不衛生ですし、皮脂の分泌量が多い場合は、ブラシに付いた皮脂汚れに雑菌が住んでいる可能性もあります。
こういったブラシでブラッシングを続けると、頭皮のちょっとした傷から細菌が入り込んでしまい、炎症やかゆみを引き起こすかもしれません。
炎症やかゆみなど頭皮環境の悪化は、薄毛への第一歩です。
汚れたブラシでブラッシングするということは、汚れたタオルで顔を拭くのと同じことです。
こう考えると、いかに不衛生なブラシでブラッシングをするのがよくないかわかりますね。
過剰なブラッシングは髪と頭皮にダメージを与える
ブラッシングをする回数に決まりはありませんが、過剰なブラッシングを続けると、キューティクルが剥がれやすくなり、切れ毛を引き起こすリスクが高くなります。
また、頭皮の皮脂膜も剥がれてしまうことで、ブラッシングのダメージをダイレクトに受けてしまうこともあります。
朝起きたとき、育毛剤やシャンプーを使う前、就寝前など1日2〜3回程度であれば過剰とはいえませんが、5回以上のブラッシングはやめましょう。
もし、どうしてもブラッシングしたいという場合は、スカルプケア用アイテムや髪を保護するアイテムを使い、ダメージを与えないようにしてから行うのが正解です。
頭皮にトラブルがあるときにはブラッシングをしない
当然のことですが、頭皮に吹き出物が出来ていたり、かさぶたや炎症がある場合はブラッシングをしてはいけません。
頭皮にトラブルがあるときは、ブラッシングをしても頭皮環境を改善することは出来ません。
吹き出物に傷をつけてしまったり、かさぶたや炎症を引っ掻いたりしてしまうと、傷口から雑菌が入り込んで、余計に症状を悪化させてしまいます。
頭皮トラブルが起こっていると、髪も正常に育たず、切れやすく抜けやすい弱い髪が生えてきます。
ブラッシングは頭皮環境の改善に効果的ですが、トラブルの治療法ではないので、吹き出物などがある場合は、薬できちんと治してからブラッシングをしてください。
間違ったブラッシングは、どんなに頑張ってもその努力も水の泡だから、ブラッシング方法を正しく理解するためにも、間違ったブラッシングを知っておくことが大事なんだね。
薄毛予防のブラシ選びのポイント
一口にブラシといっても、使われている素材は商品によって違いますし、使用目的も異なります。
たとえば、シャンプー用のブラシはシリコン素材がスタンダードですし、髪につやを出すためのブラシでは獣毛が使われることが多いですね。
ブラシによって効果が違うのですから、薄毛を予防するためのブラッシングに使うものも、きちんと選ぶ必要があります。
ここでは、薄毛予防に効果的なブラシ選びのポイントをご紹介します。
スカルプケア用のものを選ぶ
ブラシにはいろいろな種類がありますが、薄毛予防で頭皮ケアをするのであればスカルプケア用のものを選ぶのが正解です。
スカルプケア用のブラシは、毛先が丸く、ブラシに柔軟性があるのが特徴です。
また、ブラシ自体にもクッション性があるので、頭皮をしっかりマッサージしても負担をかけません。
ただし、スカルプケア用ブラシは髪の毛につやを出し足りする効果はないので、髪をブラッシングするものとは使い分けましょう。
ロールブラシやスケルトンブラシは薄毛予防に向いていない
ロールブラシは、髪のスタイリングに適していますし、スケルトンブラシは自然なボリュームを出したり、スタイリングを崩さず髪を梳かしたりするのに向いていますが、頭皮のブラッシングには向いていません。
ロールブラシのブラシは髪をキャッチしやすいようにブラシが細かく尖っていますし、スケルトンブラシは柔軟性がなく、ブラシの目も粗いので頭皮への負担が大きいです。
こういったブラシは髪の毛のブラッシングに適しているので、選ばないようにしましょう。
洗いやすいものを選ぶ
頭皮用のブラッシングをするブラシは、こまめに洗って清潔にしておくことが重要です。
そのため、洗いやすいブラシを選ぶのがポイントです。
シリコンなど耐久性に優れていて、ブラシの密度がほどよく乾きやすいものが手軽に洗いやすいです。
こういった条件で選ぶと、髪の毛のつや出しやまとめに適している豚毛や猪毛などは向いていません。
また、ブラシ本体がナイロン製のものは洗いやすいですが、髪へのダメージが大きいので選ばないほうがよいでしょう。
ヘアケア商品や専門家への相談でブラッシングの薄毛予防を強化!
正しいやり方でブラッシングをすれば薄毛予防につながりますが、薄毛の原因は頭皮の血行不良や環境悪化だけではないのも事実。
髪の成長に必要な栄養が足りなかったり、皮脂の分泌量が多かったり、ほかに原因があればブラッシングだけで防ぐのは難しいかもしれません。
HNABUSAには、高濃度グロスファクター配合のスカルプエッセンス「エクセレンス VEGFナノ」や18種類のハーブやヒト幹細胞培養エキス配合のHGセラムなどブラッシングの薄毛予防効果をサポートしてくれるヘアケア商品がそろっています。
何がよいかわからないという方は、専門家が相談に乗ってくれるので、ずっと若々しい髪を保つためのアドバイスをもらうのがおすすめです。
薄毛は病気じゃないけど、髪に対しての知識を持っている専門家に相談すれば正確なアドバイスをもらえるから、本気で薄毛予防をするのであれば専門家を頼るのが一番の方法といえるんだよ。
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