いろいろなアルコールドリンクは、毎日を忙しく過ごす女性にとって、リフレッシュ・癒し・ストレス解消のベストな飲み物ではないでしょうか?
アルコール(お酒)は、飲むとすぐにじんわりとカラダが温まり、ストレスも解消できるので、女性の薄毛に効果的な飲みものというウワサもチラホラ耳にしたり目にしたりしますよね。
ですが、アルコールは、女性の薄毛に大敵となるウィークポイントがいくつもあり、薄毛とアルコールの関係性が気になるところ…。
ここでは、どうしてアルコールが女性の薄毛に良くない影響をもたらしてしまうのか、薄毛が気になるときのお酒の上手な飲み方や注意点をわかりやすくお伝えしていきます!
Contents
薄毛が気になる女性にアルコールはご法度!?気になる薄毛とアルコールの関係性とは
アルコールの摂取は、喫煙ほどに頭皮環境・毛髪に悪い影響を及ぼすことはないと言われていますが、あまりにも節制なくお酒を呑んでしまうと、女性の薄毛にはもちろん、健康や美容・メンタル面にも良くない影響を与えてしまうことがあるんです。
ここでは、過剰なアルコール摂取が女性の薄毛に良くない理由・薄毛とアルコールの気になる関係性について参考にしてみましょう。
糖分の過剰摂取によってコラーゲンが破壊される
適度なアルコールの摂取は、
- 質のよい眠りに役立つ
- 血行促進作用
- ストレスの解消
- リラクゼーション、リフレッシュ効果
などのメリットがあるので、頭皮環境・毛髪にそこまでの悪い影響はないのですが、アルコールがその原料の多くが糖分を含有しています。
アルコールに含まれている糖分は、
- カラダの中に吸収されると、脂肪細胞に取り込まれ、贅肉に変わりやすくなる
- 糖分摂取で贅肉が増えると、皮脂分泌が過剰になり、毛穴の詰まりから丈夫な髪が生えにくくなる
- ツヤとコシのある髪の栄養、コラーゲンが破壊され、パサパサの細く抜けやすい髪質に変わってしまう
など、女性の薄毛・美容・健康のすべてにデメリットがあります。
そのため、食事やサプリメントでコラーゲンを摂取していたとしても、過剰なアルコール摂取がコラーゲンを破壊し、髪質・頭皮環境がまるごと変わってしまうこともあるんですよ。
アルコールの過剰な摂取で睡眠の質が低下する
適度なアルコール摂取は、ふんわりとカラダを温め、眠気を催すメリットがあります。
ですが、お酒を呑みすぎると、神経を興奮させ、寝付きを悪くしてしまう交感神経が優位に立ったり、余分な水分を体内に溜め込むことで、トイレに目覚める回数が増え、そこから熟睡できず、睡眠の質が悪くなってしまいます。
良質な睡眠は、髪の成長・健やかな頭皮環境へと修復するための成長ホルモンが活発に分泌されます。
ですが、アルコールの過剰な摂取では、成長ホルモンの分泌が不安定になってしまうため、いつまでも髪・頭皮環境のダメージが修復できず、発毛が邪魔されてしまうリスクがあるのです。
過剰なアルコール摂取はタンパク質を分解する
わたしたちの髪の毛は、その80%がタンパク質から作られていること、ご存知でしたか?
過度なアルコールの摂取は、髪の成長・ハリコシのある美髪に欠かせない栄養成分・タンパク質を分解・減少させ、そこから薄毛や抜け毛につながることがあります。
また、タンパク質は、沈黙の臓器ともよばれている肝臓で代謝・分解・生成されるのですが、過剰にお酒を呑んでしまうと、肝臓がアルコールの分解にばかり集中し、タンパク質やアミノ酸を作り出せなくなってしまうのです。
女性の薄毛の原因となるDHT(男性ホルモン)が増加する
ある研究によると、アルコールの過剰な摂取は、
- アルコール分解の際に発生するアセトアルデヒド
- 女性の薄毛の原因となる男性ホルモン、DHTを増加
させるという報告もあるほど。
大量にお酒を呑んでしまうと、女性の薄毛の根本的な原因となるアセドアルデヒドの分泌も同じように増えるため、肝臓が分解に追いつけずにこの有害物質がカラダの内部にとどまった状態になります。
すると、ストレスや睡眠の質の低下、栄養バランスの乱れた食事などのさまざまな原因で、男性ホルモンのDHTが増えてしまい、抜け毛から薄毛、FAGAにまで症状が悪化することもあります。
お酒のおつまみも女性の薄毛に悪い影響が…
お酒を呑んでいると、気分が開放的になり、長時間陽気に過ごすことができるので、ついついおつまみの量も食べすぎてしまうことはありませんか?
女性の薄毛は、過剰なアルコールの摂取ばかりではなく、一緒に食べることの多いおつまみにも大きな原因があるんです。
スッキリした飲み口のアルコールドリンクには、どうしても油分・糖質の多いおつまみを一緒に食べることが多いですよね。
油分・糖質の多いおつまみは、脂質や塩分、糖分がまるごとの栄養素といって過言ではなく、体内に蓄積しやすい栄養成分となっているため、頭皮がべたついて毛穴がふさがることで、丈夫な髪が生えないことはもちろん、どんな女性にとっても深刻な清潔感のなさ・ニオイ・不快感などを感じやすくなってしまいます。
お酒を呑みすぎると薄毛対策に必要な栄養が吸収されなくなる
過剰なアルコール摂取は、食事やサプリメントから補った栄養成分も吸収できなくなってしまうリスクがあるんです。
お酒を呑みすぎると、胃もたれ・腸の疲れを感じることがありますが、この状態は、胃腸が、健やかな頭皮環境・美髪に欠かせない栄養成分を吸収できないこととイコール。
お酒の飲み過ぎは、女性の薄毛に欠かせない次のような栄養成分の吸収を阻害してしまうと言われています。
- ケラチン:髪の原料となる必須の栄養素
- ビタミンA:頭皮や粘膜を丈夫にし、髪と頭皮の乾燥を防ぐ
- ビタミンE:頭皮の血行を促進し、老化のもととなる活性酸素の発生を防ぐ
- 葉酸:タンパク質の合成を妨げてしまう
女性が目にしたり耳にしたりすることの多いこれらの栄養素は、身近な食品に豊富に含有されています。
ですが、お酒の過剰な摂取ひとつで、女性の薄毛対策に必須の栄養成分すべてが分解・吸収抑制されてしまうので、アルコールは女性の薄毛の大敵だと、今までよりもいい意味で危機感を持てるようになるのではないでしょうか。
女性の薄毛にダメージを与えないお酒の呑み方・適量は?
適度なアルコールは、ストレスを解消して気分をリフレッシュ・リラックスさせてくれるので、薄毛が気になってもきっぱりとお酒を断ち切る必要はないんです。
ただ、女性それぞれの体質やライフスタイルの在り方によって、アルコールが頭皮・髪に作用する悪い影響には個人差があるので、
- お酒が比較的弱い女性の場合:お酒を呑む頻度を少なくする
- お酒が比較的強い女性の場合:お酒を呑む量を抑える
というポイントからスタートしてみると、アルコールが原因による女性の薄毛の改善・予防につながりやすくなります。
また、厚生労働省が健康増進法に基づき策定した「健康日本」によると、1日のアルコール摂取の適量は約20gにとどめることが提示されています。
アルコール1日20gとは具体的に、
- アルコール度数5%のビールの場合:500ml・中ビン1本程度
- アルコール度数15%の日本酒の場合:180ml・1合程度
- アルコール度数43%のウイスキーの場合:60ml・ダブルのグラスで1杯程度
- アルコール度数12%のワインの場合:200ml・グラス2杯程度
となり、アルコールの種類によっても、一日の適量が変わってくることがわかります。
ご紹介したアルコールの中でも、アルコール度12%、1日200ml・グラス2杯程度が目安とされているワインは、赤の場合アンチエイジングに役立つポリフェノールの含有が豊富◎
ワインのポリフェノールは、血管の健康状態を維持したり、ストレスや紫外線ダメージなどで発生する活性酸素の抑制作用があるため、薄毛が気になる人のアルコールはワインがもっともオススメ・適した種類となっていますよ。
女性の薄毛を改善・予防!アルコールとの上手な付き合い方をチェック
アルコールの過剰な摂取は、女性の美のシンボルともなる髪に、さまざまな悪い影響があるとわかりましたね。
ただ、一気にお酒を断ってしまうと、そのストレスから髪・頭皮にさらにダメージがかかるのではないかと、不安・心配・ギモンを抱く女性も少なくはないでしょう。
禁酒によるストレスは、髪と頭皮環境、細胞の老化を早めてしまう活性酸素が発生し、毛根がダメージを受けて丈夫な髪が生えなくなってしまうリスクも!
では、どうしたらお酒を呑みつつも、女性の心配な薄毛を改善・予防できるのでしょうか?
ここでは、お酒を呑みながらでも薄毛対策を万全に整えておきたいと思うすべての女性へ、アルコールとの上手な付き合い方・薄毛対策のポイントをお伝えしていきます。
お酒以外の楽しみを見つけてストレスを解消
女性の薄毛対策には、一切のお酒を断ち切って、お酒を呑むことと同じような楽しみ・過ごし方・趣味を見つけてみるのもオススメの方法です。
女性の薄毛の原因はストレスによるところがもっとも大きいので、お酒以外にも、
- 読書をする
- ウィンドウショッピングで散歩
- 音楽を聴く
- スキンケアやボディケアにチカラを入れる
- 映画やDVD鑑賞
- ペットやお子さまとの時間を増やす
- さまざまな料理にチャレンジしてみる
などの楽しみ方・心地よく過ごすための趣味をいくつも見つけておくと、自然にお酒から離れるライフスタイルが身につき、薄毛の改善と予防、健康と美容に嬉しいメリットをトータルで得ることができますよ。
お酒はゆっくりと呑み、寝る前は控えること
薄毛や抜け毛、頭皮環境の乱れが気になっていても、お酒が好きな女性・当たり前の習慣になっていた女性の場合は、禁酒や摂取量の調整が、難しい場合もありますよね。
この場合はまず、
- 就寝前の2~3時間は飲酒を控えること
- お酒をゆっくり、含むように呑む意識をもつこと
- 週に2日程度の休肝日を設けてみる
という3つのメソッドからスタートしてみてはいかがでしょうか?
眠る前にお酒を呑んでしまうと、アルコールが完全に分解されるまでには4時間もの時間がかかると言われているため、睡眠の質が低下したり、糖質が過剰に吸収されて肥満・髪内部に存在しているコラーゲンの分解につながってしまいます。
また、お酒はグイグイと早飲みをするよりも、噛んで含めるように、ゆっくり摂取した方が、アルコールの吸収を最小限に抑えることができ、女性の薄毛・頭皮環境の悪化につながりにくくなります。
ここまでのふたつの習慣を身につけられるようになると、お酒をたくさん呑まなくてもストレスを感じにくくなったり、カラダとメンタルがこの状態に自然になれていきます。
そののちに、2日程度の休肝日を設けて髪と頭皮、肝臓をいたわる心がけ・習慣を身につけると、ムリなくお酒から離れられる可能性が◎
また、実際にこのステップを身につけられた女性の体験談・口コミでは、お酒を止めて間もなく髪が増え、薄毛が気にならなくなったという嬉しい報告も多数UPされていますよ。
アルコールの分解に亜鉛がオススメ
魚介類全般に含有され、市販・通販ともにサプリメントのラインナップも多い栄養成分・亜鉛は、体内に吸収されたアルコールを分解する働きがあります。
アルコールが原因の薄毛が気になる女性は、栄養バランスの整った食事を意識しつつ、魚介類やサプリメントから積極的に亜鉛を摂取するようにしましょう。
お酒と一緒のおつまみにも工夫を!
女性の薄毛は、アルコールばかりではなく、お酒と一緒に楽しむおつまみによっても、トラブル悪化の可能性・原因があるとお伝えしました。
薄毛が気になる女性の場合は、アルコールを摂取する際に、
- 油分や脂質の多いから揚げや揚げ物
- 糖質の多いスイーツ
など、高脂質・高糖質の食品を避け、あっさりとした風味・味わいの低カロリーでタンパク質・水分を多く含んだおつまみを選ぶようにしましょう。
女性の薄毛対策にオススメのおつまみは、
- 枝豆:カリウムによって体内の余分な栄養素を排出できる
- お刺身や冷や奴:水分を含むことで少量でも満腹感をおぼえやすく、髪の材料となるタンパク質が豊富
などがオススメ。
また、女性はビジネス・プライベートのシチュエーションでも、お付き合いが多数あり、お酒の機会を断れないケースもあるのではないでしょうか?
外食時にアルコールの摂取をする際には、ゆっくりと呑むこと・おつまみに気を配ることの他にも、アルコールの分解・二日酔いの予防に役立つ水や白湯、緑茶などでたっぷりの水分を補給しておきましょう。
~おわりに~
アルコールと薄毛の関係は、とても奥が深いので、薄毛対策にはもちろん、女性それぞれの健康・安全を守るためにも、適切な量を摂取することが重要なポイントです。
アルコールと上手に付き合い、今までの吞み方を見直すうちに、きっと髪と頭皮のよりよい変化に気付くことができるかもしれませんよ♪
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